
CAPのスタッフが気に入っている、皆さまにも読んでいただきたい本や映画があります。
おとな向けだけでなく、子どもたちにお勧めしたい本もありますよ!
主人公は「山崎ぶたぶた」。知恵も分別も人一倍ある中年男である。
しかし彼の外見は、大きさはバレーボール位。黒ビーズの点目。そっくり返った右耳。
突き出た鼻。桜色のぶたのぬいぐるみである。
ぶたぶたさんには、家族がいて仕事があり毎日を暮らしている。
信じられない?!けれどもシリーズで5〜6冊出ている。
仕事につかれたOL。ひきこもりの高校生。何かを探す主婦。定年後のお父さん。
リストラにあうサラリーマン。ぶたぶたさんと出会い自分を取り戻していく。
ぶたぶたさんのように自分に正直である生き方に惹かれる。
今、一番会ってみたい人(ぶた)。
(らら)
吉田秋生の『イヴの眠り』の中で登場人物の一人が「暴力はすべてする側の問題」と言うシーンがある。
息をのんだ。
この人の視点には毎度感じ入る。
この「海街diary」もそうだ。
群像劇ではあるが、主人公は中学生の「すず」
大人がすべき事を彼女がすることになりそうな場面で すずの異母姉がそれを止める。
「これはおとなの仕事です」「子どもであることを奪われた子どもほど哀しいものはありません」
鎌倉で異母姉たちと暮らすことになったすず。
サッカーのチームメイトの病気や自分のことに悩んだり、恋をしたりしながら成長していく。
「いくら努力してもどうにもならないことってやっぱ あるけど だからって別に終わりじゃないんだなって」
あちこちに、瑞々しい感性と はっとする場面とセリフがある。
登場人物一人一人にそれぞれの背景があり、それらを抱えながら誰もが生きていることを実感する。
余談だが、すごいのは作者が四捨五入すれば60(才)!!だということ。
(だって、私が中学生の時にデビューしたんだもん)
若者に媚びず、普遍性のある中学生や大人たちを描ける作者の感性に脱帽する。
月刊誌で連載中なので、それも楽しみだ。(栗丸)
フランスの幼稚園で行われた世界で初めて行われた教育プログラム。
それは「哲学」の授業。
参加するのは3歳から5歳の子どもたち。
これはそのドキュメンタリー映画だ。
「頭の中で何をする?」(と先生)
『かんがえるんだ。えっと・・そとにだす・・・こうやって』
子どもたちの発言
『じぶんにしつもんするの』
言葉があふれ出す。
なんという 豊かさだろう。
《友達とは》《愛とは》
さまざまなテーマ。
子どもたちは子ども同士でも哲学をし始める。
《愛と死について》《貧しい人はどうやって貧しくなるの?》
先生は言う。
「今やわたしは聞き役です」
幼児期の子どもたちは学童期以降とは全く違う世界を持っている。
私は観ながら 微笑み、感心し、感動した。
メモを取りたかったね、一緒に行った友達と話した。
子どもの無限性と関わりかたをもう一度考えるのに うってつけの映画だとおもう。(栗丸)
この映画を一言で表すならば、『単純・明快・ワクワク・スッキリ!』じゃないでしょうか。(一言じゃないか…)
どこにでもいるような高校生たちが、恋をしたり、バスケに打ち込んだり、勉強がんばったりする、普っ通〜の生活の中で、突然一人が当たり前に歌いだすわ踊りだすわ。周りにいるお友達も先生も一緒に踊りだして、もう何だか分からないけど歌う踊る歌う踊る…!
だからつまりそのまんま"ハイスクール"で"ミュージカル"なんです。
でもね、この映画を見終わった時の気持ち良さったらありません。ザック・エフロンをはじめ出演者みんなが超一流!歌がうまくて踊りがすばらしい!!
それもそのはず、踊りの総監督があのマイケルジャクソンのお抱え振付師ケニー・オルテガなのです。
見ていると自分も踊れてしまうような錯覚に陥るのは、私だけでないはず!
日本にはこういう「話はいいから踊れ歌え」的なものはないか?と考えたところ、あ〜るじゃないですか。
♪おなじあっほならおっどらにゃそんそん♪です。この気持ち良さは年中無休&万国共通。
きっとそのうち「ジャパニーズAWAミュージカル」なんてのも出来るかな(笑)。
「さあ君よ踊れ、ああ私も踊る♪」オンリーで、一見うすっぺらなようだけど、理屈抜きでいける懐の深〜い映画です。(ぺったん)
ひらがながうまく書けなくて、時計がよめなくて、沢山お母さんに叱られるかっちゃん。
先生の薦めで2年生からひまわり学級に行くことになりました。お母さんは泣いていました。
でも、5年生になる春、転校した学校の森田先生との出会いがきっかけで
かっちゃんは、勉強が楽しくなりました・・・著者の自伝本です。
我が家の6年生の息子が読んでいた本を借りて、一気に読みました。
かっちゃんの心の奥にある悲しみや苦しみのためか、当時のその時期だけ思い出せない著者
子どもの繊細な心の動きや大きな可能性を感じる一冊です。(KA)
スマップの草薙君の主演、ってことで話題になった映画。
(別に草薙君のファンではないんですが)
それぞれが等しく生きていること。それぞれに抱えたものがあり、日々をすごしていること。
片隅で、声高でなく、誰しもが。
(「バクダット・カフェ」に涙した人、いいと思いますよ)(もちろん皆に観てほしいです)
(あまぐり)
何度でも見たくなる映画ってありますよね。 ビデオやDVDのある時代に生まれてよかった〜。
この映画はわたくし、もう何度となく見てきました(*^▽^*)
物語の始まりは・・・アメリカの小さな町から出た事のない青年ギルバートと、風のように現れた女の子ベッキーとの出会い。
家族の面倒を見ることに精一杯で、夢や希望を持てず、いや夢や希望に気付かぬ振りをして生きてきた彼は、今やっと心の中で葛藤がはじまる。
恋愛だったり家族愛だったり、でも家族やご近所が煩わしかったり・・・。
ギルバート役をジョニー・デップ、ハンディを持つ弟アーニー役をレオナルド・ディカプリオ、風のように現れた女の子ベッキー役をジュリエット・リュイスが演じているんだけれど、みんな若くてとってもよい!
特にアーニー役のディカプリオが、今みたいにぽっちゃりぷよぷよになる前でかわいらしく、でもさすが演技派ですばらすィ〜。 この三人がとにかく良かったんです。
きれいな映像とともに、是非一度見て癒されてみてね。(H)
ずっと勝気な性格で生きてきた私にとって、この主人公の少年の内面はとても新鮮で、弱気で優しすぎる子どもの心情を私に学ばせてくれた。それから、子どもを愛するより自分の立場が俄然優先する、こういう小学校教諭っているよね、
っていうか、人間の弱さを見せ付けられるオマケ付き。(S)
ほのぼのとした笑いの後に、じ〜〜ん・・と心にしみる「ドボウメ」ワールド。
3匹のネコ(と人間の赤ん坊)がおりなす歳時記。夏の終わりの花火で、最後の線香花火が消えたあとのさびしさ。肌寒い秋雨の日の、音のない世界の静けさ。虹に見とれたり、炬燵でぬくもるまいにちが、イベントではなく日常の中の年中行事と自然に結びついて懐かしさを感じさせる。こころが ちょっと疲れたとき、お茶を飲みながら ページをめくってほしいです。(栗丸)
その昔、焼き物で名を知らしめた朝鮮一族の頭領が死んだ。日本で成功を収めたのだが、
夫の最後くらい朝鮮式の葬儀で送ってやりたいという妻「百婆」の執念が、日本式と朝鮮式の葬儀を同時進行させることになった。
百の老人の知恵と執念が集まったような老婆「百婆」と、振り回される親戚縁者たちのすったもんだが最後まで面白い!
さらに登場人物が朝鮮名で多いこと、多いこと・・・。漢字の勉強にもなります(?)
面白くて切なくてチョイ難しいけど、頑張って読んでみてくださ〜い。(ぺったん)
↑私は舞台で見たよ(S)
「年と共に もの忘れがひどくなる」は、科学的に間違いで
むしろ、30才を過ぎてから創造力や論理的思考のもととなる
「あるものとあるものとのあいだにつながりを感じる能力」は、
飛躍的に伸びると、この本は言っています。
脳は元気いっぱいで寝ているあいだも動き続け一生使い続けても疲れない。
(疲れているのは眼や体らしい)
今まで自分の無能を頭の悪さで納得させていた所もあったけど
それは、まちがいだったと気付かされたと同時に何歳になっても
頭をうまく使えるかどうか、自分自身の気持ち次第であることが
わかって勇気が沸いてきました。単純な私は、この本を読んで「まだまだガンバルぞ!
脳を使いまくるぞ!」と思ったのです。是非一読下さい。
朝日新聞に紹介されて興味を持って読んだ『自閉っ子、こういう風にできてます!』(著者 ニキ・リンコ&藤家寛子 花風社発行)。
自閉のひとつであるアスペルガー症候群の当事者の翻訳家と作家が、編集者とともに自閉の世界をたくさん紹介してくれます。
読んでいて楽しくって愉快すぎて、思わずククッて声がもれそうで、電車のなかで読むのをあきらめたくらい。
定型発達の人と自閉の人との理解を深める楽しい一冊です。
(M)
12歳の少年ハリーが、突然交通事故で死んでしまった。
でも心は、生と死の間でさまよっている。他にも同じようにさまよう心。
家族ともう一度暮らしたい、二度と戻れない家族の写真。
そして、旅立ち。
生きている事が嬉しくなった本です。
(A)
あきらめない、絶対絶対あきらめない…あきらめない気持ちを教えられる一冊。 (K)
手のひらを開いたくらいの小さな絵本です。
数枚の、線画で描かれた絵。
泣いている子ども。まわりの子どもたちのそれぞれの独白。
みな思ってる。「わたしのせいじゃない」と。
そうなの?―――問いかける文字の次に数枚の写真。
あなたはこれをどう見るだろう。あなたの心のどこを揺るがすのだろう。
岩崎書店から。(久)